元祖女子会・推し活 江戸時代の「講」

先日訪れたある神社の神主さんに聞いた話。着物を着た女性たちが宴会のようなものをしている古い絵が飾ってあったので、何の絵なのか聞いてみると、江戸時代の「講」とのこと。
江戸時代の「講」とは、主に信仰や経済など共通の目的を共にする同じ地域のグループのことで、お伊勢参りや富士山参りに行くグループは「伊勢講」「富士講」などと名づけられていたそう。
神社にあったこちらの絵は、他県からこの神社にお参りに来る人たちの「講」で、全員女性で、お気に入りの着物を着ておしゃれして、絵には下の名前まで入っていて、年に1回のお参りを楽しみにしていた雰囲気が窺える。
当時の女性たちは、日頃は家業や家事や子育てに追われ、自分の時間は全くなく、気軽に楽しめるような娯楽もなく、年に一度の泊まりがけで行く神社詣を「講」で行くのを楽しみにしていて、ご飯やお酒を共にしながらお互いの夫の愚痴を言い合ってストレス発散をしていたのだという。
まあ、神社参りは主婦が泊まりがけで出掛けるちょうどよい口実で、真の目的は志を共にする仲間と心ゆくまで楽しい時間を過ごすことだったのかもしれない。
そう考えると、江戸時代の「講」はまさに元祖推し活(女子会)。遠方への神社詣は、まさに元祖「遠征」ということなのか。手作りの団扇や扇子もあったのかも!?


