ベジタリアン市場 データ編

世界で最もベジタリアンの人口比率が高い国はインド。国民の約1/3強が「ベジタリアン」というデータがあります。2位のメキシコは10ポイント以上低い19%、次いでブラジルと台湾が14%でほぼ同率。イスラエル、ニュージーランド、ドイツ、スウェーデン、カナダが約10%、アメリカは5-8%(推計含む)。アジアで圧倒的にベジタリアンの割合が高いのは台湾で、「台湾素食」と呼ばれるベジタリアン食も歴史があります。インドや台湾は特に宗教的な理由が多いようです。日本は数万人規模のデータがないので何とも言えませんが、数千人程度の定量調査では3~5%程度という結果があります。
「ベジタリアン」と言っても、詳しくは「ヴィーガン」(肉・魚・乳製品・卵全てNG)、「ラクトベジタリアン」(肉魚はNG 乳製品はOK)、「オヴォベジタリアン」(肉・魚はNG 卵はOK」、「ペスコベジタリアン」(肉卵乳製品はNG 魚はOK)など様々な定義があります。「ヴィーガン」の動物愛護を第一の目的としている層には革製品(バッグ・靴・革ジャンなど)、メイクブラシ、ダウンジャケット、羽毛布団などファッションや生活用品も全て動物製品をNGとする人もいます。日本の「ベジタリアン」 は、宗教的理由という人は希少で、「週末だけ」「体型が気になる時に限定的に」「こってりが続いた後に」など、自分の体調やライフスタイルに合わせてフレキシブルに取り入れている「ゆるベジ」が多いように思います。宮沢賢治が『ビジテリアン大祭』という作品の中で、ベジタリアンの定義やベジタリアンの是非についてシニカルに描いている面白い作品があるのですが、詳細はまた別の機会に。


